新安積疏水は1941年度~1966年度(昭和16年度~41年度)の国営新安積土地改良事業及び、1970年度~1982年度(昭和45年度~57年度)の国営安積疏水土地改良事業で造成されました。そのうち昭和20年代に完成した新安積疏水は長年の年数の経過に伴い老朽化が著しいため、順次改修が続けられています。
新安積疏水仁井田幹線は須賀川市守屋で本線から分岐し、須賀川市仁井田上ノ池で安積疏水と交差した後、仁井田幹線から分岐した大谷地幹線は須賀川市仁井田坊内景において再度、安積疏水と交差します。正に新旧一体の場所が存在します。(撮影:12/11/2007)
↑新安積疏水仁井田幹線は、東都郡山カントリー倶楽部南側を通りサイフォンとなって流れていく。
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↑地下を通る新安積疏水仁井田幹線は、三穂田町鍋山方面から流れてくる安積疏水と「県道郡山・矢吹線」手前で交差している。
↑新安積疏水仁井田幹線は、三穂田町鍋山方面から流れてくる安積疏水と「県道郡山・矢吹線」手前で地下を通り交差している。写真に見える安積疏水の下を流れています。
↑手前は「県道郡山・矢吹線」。この地下を新安積疏水仁井田幹線は横断して流れています。
↑新安積疏水仁井田幹線のサイフォン出口。向こう側には「県道郡山・矢吹線」が見える。
↑トンネル出口部分は低くなっている。通水時は水圧でちゃんと流れるのであろうか?
↑くぼみにある田んぼに現れる分水工。周りからは見えない。ロケーションといい、後ろの隧道といい、古さといい、とくかくカッコいい分水工!
↑上流を望む。右側の斜面のように四方がブラインドになっている。ここを初めて見た時、震えるほど喜びを感じました。
↑新安積疏水仁井田幹線はここで安積町牛庭方面へ向かう豊永幹線と、須賀川市仁井田方面へ向かう大谷地幹線に分水している。右の仁井田方面へ向かう大谷地幹線は、この先で再度安積疏水と交差する。前方が安積町牛庭方面へ流れていく豊永幹線。